処理施設の概要と処理システム


本施設は、三浦市で発生する一般廃棄物である、し尿・浄化槽汚泥、農作物収穫残渣、水産残渣、産業廃棄物である 公共下水道汚泥を併せて処理し、再資源化する施設です。

 排水は、生物学的処理を行い、膜分離装置にて固液分離を行うことにより、定常的に適正な処理水質とします。さらに凝集沈殿処理、 砂ろ過・活性炭吸着による高度処理を行うことで、より良好な放流水質とします。

 一般廃棄物は、衛生的に前処理をして、メタン発酵を行います。メタン発酵によって得られたバイオガスは脱硫後、発電機やボイラーで利用します。
  産業廃棄物は一次発酵後、メタン発酵後の脱水汚泥と混合して堆肥として再生します。

また、各設備から発生する臭気は濃度別に確実に捕集し、作業環境を保全すると共に、施設周辺の環境に支障がないように処理した後排出します。

施設規模等は次表のとおりです。

施設規模計画処理量し尿・浄化槽汚泥:約65Kl/日
農作物収穫残渣:約20t/日
水産残渣:約0.5t/日
公共下水道汚泥:約4t/日
処理方式水 処 理
メタン発酵
高負荷膜分離脱窒素処理+高度処理
中温発酵無動力式撹拌方式
敷地面積約11,450㎡
建屋構造管 理 棟
処 理 棟
堆 肥 棟
地下1階地上1階建て 鉄筋コンクリート造 延床面積411.3㎡
地下1階地上2階建て  地下鉄筋コンクリート造地上鉄骨造 延床面積1,521.83㎡
地下1階地上2階建て 地下鉄筋コンクリート造地上鉄骨造 延床面積1,112.57㎡