防火水槽水利用訓練

 MBC入口左側の防火水槽(40t)から水をくみ上げて生活用として使う訓練です。災害時を想定して電源はこちらも発電機を使います。
第一の難関マンホールの蓋開けです。鋳鉄製のマンホール蓋は頑丈でとても重いです。
 蓋開閉棒やバールを使い引き上げます。既に予行の段階で一度開けてありますので、比較的容易に開けられましたが、 固着していたら大変です。この作業は、女性をはじめ参加者全員に経験してもらいました。
 次に防火水槽水をくみ上げるべく「水中ポンプ」の説明です。一定の深さに沈めロープで固定します。 小型の発電機を始動し、電源を取りますが、このグループにもエンジンの掛け方を習得してもらいました。
その後ポリタンクに水をくみ上げました。


 断水時の生活用水として防火水槽からくみ上げた水は、まずトイレ洗浄水として使用します。
 トイレはタンク式で1回の使用で8リットルほどの水を使います。訓練では予め水道の元栓を閉め、空のタンクに補水し、 きちんと流れることを確認する作業を何人かに経験してもらいました。
生活用水としてくみ上げた水は、炊事班脇でロケットストーブでぬるま湯にし、手足などを洗うお湯として使用します。
消防職員からは、①防火水槽の水は飲用には使わないこと ②あくまでも防火水槽なので水は主に消火用に使ってほしい。 そして、この施設のためだけでなく一帯の防火の用に供してほしい。と説明と注意がありました。(使わなかった水はきちんと 防火水槽に戻しました。)